月の輪古墳発掘に学ぶ -増補改訂版-
相前後して築造された同規模の大型円墳である釜の上古墳と月の輪古墳は、南流して瀬戸内海へと通じる河川の合流地点を眼下に望む山頂に立地しており、美作地方全体の統合化の動きの中で、これらは下流域最大規模の前方後円墳である金蔵山古墳との存在に規定されていたことについて考察。本人執筆部分:pp.152-9「大型円墳の位置づけ」
月の輪古墳発掘50周年記念 角南勝弘・澤田秀実 編