マカオにおけるカジノの社会的費用対策
塩出浩和
カジノや賭博行為には便益と費用が存在する。社会的便益としては、カジノが立地する地方自治体の税収増が最大のものであろう。一法で、各種の社会的な費用も発生する。マネーロンダリングなどの犯罪や賭博依存症の発生は社会的影響が大きい。賭博依存症対策として、マカオでは「本人または親族等によるカジノ入場禁止措置」が制度化されている。また、宗教系や企業系の依存症療養施設も多数活動している。
東亜
霞山会
第683号
0387-3862