グィッチン社会における分配・相互扶助・贈与 資本主義国内に包含された狩猟社会における意義について
平成24年度国立民族学博物館共同研究会「贈与論再考 ――「贈与」・「交換」・「分配」に関する学際的比較研究」(国立民族学博物館 大演習室)
1世紀前にモースが提起した「贈与論」を世界各地でのフィールドワークに基づく最新の事例と理論の検討に基づいて再考する研究会において、発表者の調査地であるアラスカ先住民社会における食物分配と贈与儀礼について発表し、それらの行為が資本主義国であるアメリカの中で持つ今日的な意義を指摘した。