インドにおける思春期後期女子の早婚再考ータミルナードゥ州クリシュナギリ県を事例として
川野有佳
インドでの思春期女子の結婚について、従来の児童婚にまつわる先行研究や言説とは異なる状況がみられている。特に思春期後期女子の早婚には、恋愛や駆け落ち、若年妊娠など、思春期のセクシュアリティとの関連がみられている。本研究では、タミルナードゥ州クリシュナギリ県でのフィールドワークを基に、これらの背景を探り、早婚回避や根絶のための提言を行った。
城西国際大学紀要 第29巻 第2号