General Formulae of Cross Sections and Analyzing Powers in low Energy Limit ― Application to 2H(d,p)3H Reactions ―
重陽子核間反応は核融合や宇宙における元素形成機構を理解する上で重要である。特に偏極重陽子を用いた中性子非発生核融合炉は注目を集めている。本論文では、偏極した核を入射粒子とする極低エネルギー反応を定性的に理解する方法を提案し、これを2H(d,p)3H反応に適用して、この方法の有用性を立証し、その反応機構を解明した。また、中性子非発生核融合炉建造の可能性を理論的に推論した。pp579-580
Proceedings of 8th International Symposium on Polarization Phenomena in Nuclear Physics, Bloomington, Indiana, USA; AIP Conference Proceedings 339 (AIP Press, ISBN1-56396-482-1)