散乱振幅のテンソル分解とその応用
原子核を構成する核子間の相互作用はスピンに強く依存し、その結果として、反応現象は様々な様相を示す。本論文では、核反応の観測量である偏極量と相互作用のテンソル性との間に成立する関係を模型非依存の形式で表記した。極低および中間エネルギー領域での2H(d,p)3Hに適用し、その有用性を示した。Vol.49, No4, pp17-22
原子核研究