Nouns and pronouns in W. G. Aston’s A Grammar of the Japanese Spoken Language: Comparison with the third edition of A Short Grammar of the Japanese Spoken Language and A Grammar of the Japanese Written Language
Yoshida Tomohiko
アストンの『日本口語小文典』第3版と『日本口語文典』(「第4版」)の構成と品詞分類、名詞と代名詞の記述の変化を、『日本文語文典』第2版の影響も視野に入れて考察した。その結果、品詞分類に第3版までの性格が残ることなど4つの特徴を示した。また、指示詞について、コとソ・ア・カが対立し、さらにソ・ア・カが特徴づけられたこと、コの記述には話し手の概念が不明確、ソの記述には話し相手の概念を欠くことを指摘した。
城西国際大学紀要
城西国際大学
第32巻
第2号