マクロライド抗生物質がスプライシング関連因子の細胞内動態に及ぼす影響
日本薬学会第131年会(静岡)
14員環マクロライドを少量長期投与するマクロライド療法は、びまん性汎細気管支炎に有効である。14員環マクロライド系抗生物質は、宿主に対して炎症作用を始めとする広範な生物反応、情報伝達系や様々な細胞に影響を及ぼすことが知られているが、細胞内標的の詳細は明らかでない。一方、少量長期投与では核内の蓄積が増加すると考えられている。今回は、スプライシング関連因子の細胞内動態に対する14員環マクロライドの影響を検討した。30P-0480