大腸菌ポリアミン要求株における57Kd蛋白質のリン酸化が培地へのポリアミンの添加により増加することを見いだした。そこで、無細胞実験系を用いてリン酸化蛋白質の解析を行った。大腸菌MA261とPR7のS100では分子量30Kd、44Kd、57Kd、87Kd、大膓菌Q13とTPR201のS100では30Kd、44Kd、57Kd、66Kdにリン酸化蛋白質が検出された。57Kd蛋白質はすべての大腸菌で見られたことがら、特に重要であると考えられた。57Kd蛋白質のリン酸化の基質となる蛋白質はS-100分画に存在し、リン酸化酵素はリボソーム分画に存在すると考えられた。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)