トロンビンによるPDGF-A mRNA発現調節
日本薬学会第114年会 (東京)
血小板由来成長因子A鎖(PDGF-A)のmRNAは、長さの異なる3種類の発現が知られている。一方、ラット血管平滑筋細胞では、トロンビン刺激によりこれらのmRNAが誘導される。長さの異なる3種類のPDGF-A mRNAの生理的意義を調べるため、その翻訳効率と翻訳過程における結合因子について検討した。3種類のPDGF-A mRNAsのうち、一番短いものと他のものとでは翻訳効率が異なり、それには、トランスに働く因子が関与していることが示唆された。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)