マウスリボソームタンパク質mRNAの、翻訳抑制に必要な5'-ポリピリミジントラクトに、結合するタンパク質性因子(p56L32)の同定を行った。1次元SDS-PAGE後のNorth-western blottingで、5'-ポリピリミジントラクトを欠いたL32 5'-UTR(MUU)より野生型L32 5'-UTR (WTU)の32P -RNAにより強く結合する3種の活性が、分子量46~52kDa付近に活性が見られた。2次元-PAGE後のblottingでは、同様の分子量付近に4種のスポットが認められた、いずれのタンパク質も、p56L32との類似性が指摘されていた、既知のポリピリミジン結合タンパク質PTBとは明らかに分子量が異なる。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)