ラット培養血管平滑筋細胞のトロンビンおよびセロトニン刺激により2種と3種の血小板由来成長因子:PDGF-A mRNAsが誘導および翻訳される。PDGF-A mRNAの5’非翻訳領域に対する特異的結合活性は、トロンビンにより分子量45kDaから90kDaの活性が増加したのに対し、セロトニンでは、40Sから80S画分において分子量30kDaから35kDaの活性増加が見られた。トロンビンによる、最も短い、非誘導性PDGF-A mRNA種の翻訳効率が低いのは、高分子結合タンパク質の量的増加と低分子結合タンパク質量の低下が関与している司能性が示唆された。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)