ヒトT細胞由来のJurkatを10mM PIPESを加えpHを6.2~6.4に調整したRPMI1640を用い培養瓶の蓋は堅く締めた。このような培養条件でも細胞数の増加が見られた。Jurkatは外部がpH6.4でも細胞内はpH7.1~7.3に保たれていた。また、酸性環境下における細胞内pH調節にはNa+/H+-antipoterは関与していないことがわかった。今後は、bafilomycin A1、バナジン酸等の各種阻害剤の影響を調べ、何が細胞内pHを調節しているかを明らかにしたい。
(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)