An Escherichia coli mutant sensitive to chloride ions at high pH
ASM 99th General Meeting, Chicago, IL, U.S.A.
pH7.5以上で、0.5MのNaCl或いはKCl存在下で成長できないE. coli突然変異体を分離したが、0.5Mのグルタミン酸カリウム塩の存在下では、成長可能であったことから、塩化物イオン感受性突然変異体であった。突然変異体の成長は低いpHほど阻止作用は弱く、従って、変異遺伝子はアルカリpHで機能すると思われた。膜電位(内部負電荷)がある状態では塩化物イオンの内部レベルを低く維持されていると言われているが、pH 8.5で生成された膜電位は、突然変異とその親株で共に差が無かった。推定上の変異ポイントを明らかにするための分離は進行中である。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)