大腸菌における蛋白質のリン酸化
日本薬学会第106年会 (千葉)
蛋白質のリン酸化による活性調節は生物の重要な生理的機能であるが、原核生物についての報告は少ない。H3[32P]O4存在下、大腸菌のポリアミン要求株MA261をプトレスシンの有無で培養し、オートラジオグラフィーで解析した。菌体内のリン酸化がPutの添加により促進される2種の蛋白質(55Kd、58Kd)を確認した。その一つ、55Kdは蛋白質量が増加していた。もう一つ、58Kdはリン酸化が増加していた。これらの蛋白質は30S亜粒子画分に存在していた。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)