大腸菌のNa+/H+-antiporterの発現におけるpHの影響
第73回日本生化学会大会(横浜)
大腸菌には3種類のNa+/H+- antiporterがあり、細胞外pHに依存して機能する。nhaA、nhaBの欠損株にchaA-lacZを導入すると、中性、アルカリ性で高い発現がみられ、Na+添加によって発現はより促進された。chaA、nhaAの欠損株では、アルカリ性で、高い発現がみられ、Na+添加によって更に発現が促進された。以上の結果からchaAは中性、アルカリ性で発現し、Na+によりその発現が誘導されると言うことが判った。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)