ラパマイシンによるNF-kappaB遺伝子のスプライシングの調節
第74回日本生化学会大会(京都)
マクロライド系抗生物質の抗炎症作用の機序として、転写因子NF-Bの活性抑制が考えられている。ラパマシンRPMあるいはFK506を添加すると、NF-Bが細胞質に蓄積することを見出した。このとき3.7Kb splicing variant mRNAは、細胞骨格への結合能が低く、free polysomeとして細胞質中で翻訳されたため、核中へのNF-B移行量が減少することを示した。 (共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)