スピラマイシンの細胞増殖抑制作用
第9回マクロライド新作用研究会(東京)
マクロライド剤ラパマイシン(RPM)、FK506、スピラマイシン(SPM)は濃度依存的に細胞増殖を抑制した。 RPMと他の二剤の併用でヒトBリンパ系BJAB細胞に対する増殖阻害は増強されたが、SPMとFK506の併用では、BJAB細胞への増殖抑制効果が弱まったことより、SPMとFK506は細胞内ターゲット上で競合する可能性が考えられる。(共同研究につき本人担当部分の抽出不可能)