自身の不調、異常を感じたとき、セルフメディケーションを行うか医者にかかるかどうかは、まさに自己判断です。その日の気分、五感による異常と自身の忙しさなどの都合を天秤にかけ、さらには、体温や血圧等を測った値を見て、自身の経験と考え併せて行動を決めます。この点からすればセルフメディケーションは、個人の要望、都合に合わせた医療、まさにオーダーメイドの医療と言えるのです。「適正使用」のアナウンスだけでは、セルフメディケーションの利用向上や、副作用を減らせない壁があるのは事実なのです。自戒を含めて科学は次のステップを提示してほしいところです。