大学生における睡眠の質に及ぼすアロマセラピーの影響
○田中彩葵、増淵絵莉、河合洋、石橋拓也、光本篤史
日本薬学会第134年会(神戸)
健常な大学生を対象に、ラベンダーとオレンジの2種類の精油を用い、計15日間のクロスオーバー試験を実施した。ラベンダーを用いた場合、平均して4分程度の入眠潜時の短縮が認められ、11名中3名は10分以上の短縮が認められた。またどちらの精油を用いた場合でも中途覚醒時間の短縮傾向が見られた。主観的指標と客観指標の相関は有意でなかったが、アロマテラピーの睡眠の質に及ぼす有用性が示唆される知見を得た。