イブプロフェン徐放性製剤のバイオアベイラビリティ評価:ヒト/イヌ相関と大腸吸収の関与
日本薬学会 第113年会(大阪市・大阪工業大学)
日本薬学会
イヌ大腸はヒトに比べて短いことが指摘され、この種差は24時間型徐放性製剤に著しい影響が示唆されていた。イブプロフェンを大腸内投与して、そのBAを経口投与と比較したところ、良好な大腸吸収が認められた。12時間型徐放性製剤でのイヌBAはヒトに比較的近似しているが、これは大腸吸収の存在によるものと推察された。