リボフラビンの栄養素動態学的研究
日本薬学会第125年会(東京・東京ビッグサイト)
日本薬学会
東京
ビタミンB2であるリボフラビン(RF)及びその活性型補酵素FAD、FMNをラットに投与したときの、体内動態を詳細に検討した。静脈内投与後、FADならびにFMNは急速に血中から消失した。FADはFMNに加水分解し、更にRFに変換することが観察された。一方、FMNはRFへの加水分解だけでなく、一部FADの生成が確認された。RFからはFAD及びFMNの生成は認められなかったが、総ビタミンB2の指標であるルミフラビン(LF)濃度を最も良く反映していた。