磁性エマルションの薬物担体としての有用性
第4回 製剤の安定化とその評価法シンポジウムウム(千葉市・千葉市民会館)
日本薬学会
千葉市
癌化学療法の治療効率を高めるために生体外から磁気誘導により抗癌剤を病巣部位に局在化させることを目的として、新しい薬物担体である磁性エマルションの開発を試みた。エマルション油相にはオレイン酸を用いて磁性流体を製造した。オレイン酸ベース磁性エマルションは比較的安定であり、外部からの磁力に依存して局所滞留が可能であることを明らかにした。