Pibutidine Hydrochloride, 3-amino-4- [[(Z)-4-[[4-(piperidino-methyl)-2-pyridyl]-oxy]-2-butenyl]amino]-3- cyclobutene-1,2-dione monohydro- chloride (IT-066) の体内動態(第2報):ラットにおける経口投与後の胎児・乳汁移行性および反復投与時の体内動態.
新井正行,長瀬靖子,佐々木毅典,太田勝二,片岡賢司,伊藤千寿,秋元雅之,樋口昭平
ラットに塩酸ピブチジンの14C-ピペリジン環標識化合物を単回投与した後の胎仔・乳汁移行性および反復経口投与後の吸収・分布・排泄について検討した。著しい胎仔への放射能の移行は認められなかったが、乳汁中へは血漿中の9倍の濃度が認められた。また、反復経口投与後14回目以降で定常状態に達した。組織分布は脂肪や腎臓において1回投与より放射能レベルが著しく上昇した。P. 87-P.97
『薬理と治療 』
27巻
4号