クラスCβ-ラクタマーゼ -構造、反応機構、進化-
クラスCβ-ラクタマーゼはペニシリン結合蛋白質との相同性から進化が送れた酵素と考えられていた。一方でプラスミド性クラスCβ-ラクタマーゼの発見やESBLの出現など、耐性要因としての重要性も低くはない。クラスCβ-ラクタマーゼの立体構造を中心として、進化と新規β-ラクタム系抗菌薬への適応について考えてみたい。
臨床と微生物学Vol42, No4, 特集「β-ラクタマーゼから考える細菌の進化」内 p35-p42