水辺の死亡事故を未然に防ぐためには,迅速な救助が不可欠である。よって,迅速な救助を想定したライフセービング競技におけるボードパドリングは,重要な技術のひとつといえる。本研究では救助者の主観的な動作感覚及び意識に着目し,技能レベルの違いによって動作感覚及び意識にどのような特徴があるのかについて明らかにすることを目的とした。その結果、ニーリングパドル条件において熟練群と未熟練群に動作感覚及び意識の違いが見られた。一方,ストロークパドル条件では技能レベルによる差異はほとんど見られなかった。
共同研究(中塚健太郎,深山元良,遠藤大哉,荒井宏和,植松梓,荒木雅信)