シリーズエッセイ:アジアの女性 女性学との出会い
中国西安に生まれ、西安で育った私は大学を卒業後、旅行会社に勤務した経験がある。中国と日本の架け橋になれたという充実感に満たされた。1998年は人生の新しい一歩を歩み始める大きな転機が訪れた。それは、さらに知的な刺激を受けられる留学への道を開いてくださった恩師、水田宗子先生との出会いであった。尊敬する先生のもと、女性学専攻の修士課程で学べる喜びを抱き、99年9月、城西国際大学に留学した。
『RIM』アジア・太平洋女性学研究会会誌第6巻第1号pp.74~pp.80