覚醒下マウスにおける基礎および刺激酸分泌反応に対するヒスタミンH2受容体拮抗薬ラフチジンの効果―メラトニンの関与―
生体機能と創薬シンポジウム2015(千葉・日本大学薬学部、2015.8.27~28)
[概要] ヒスタミンH2受容体拮抗薬であるラフチジンは、ファモチジンと同様にマウス基礎および刺激酸分泌に対し抑制作用を示したが、ラフチジンの酸分泌抑制効果はファモチジンに比べ若干弱いことが確認された。また、ラフチジンの抑制効果はメラトニン併用下での相乗作用は認められなかったが、ファモチジンの抑制効果はメラトニン併用下で相乗効果が観察された。ラフチジンの酸分泌抑制作用は、ファモチジンと異なりメラトニンに依存しないヒスタミンH2受容体拮抗作用によるものであることが判明した。〇新村糧、田嶋公人、小松徹、加藤祐、堀江俊治(ポスター発表)