薄荷成分メントールの冷刺激受容体TRPM8を介するマウス結腸運動亢進作用:便秘モデルマウスにおける検討
生体機能と創薬シンポジウム2016(東北大学 川内北キャンパスB棟、2016.8.25-26)
[概要] 正常マウスにおいて、TRPM8チャネル活性化薬メントールおよびイシリンはTRPM8を介し結腸運動を亢進させることが示唆された。マウス結腸の筋間神経叢にはTRPM8発現知覚神経線維が観察されており、メントールおよびイシリンはこの知覚神経を興奮させたものと考えられる。クロニジン誘起便秘モデルマウスにおいては、イシリンにわずかではあるが、低下した結腸運動に対して亢進作用がみとめられた。〇小日向紗季、中村颯、松本健次郎、田嶋公人、堀江俊治(ポスター発表)