マウス下部消化管におけるTRPV1発現神経の分布と神経ペプチド, セロトニン, NO合成酵素の局在に関する免疫組織学的検討
○松本健次郎、細谷拓司、Mee Wah Lo、田嶋公人、村山俊彦、高山廣光、堀江俊治
第6回日本消化管学会 [コアシンポジウム](福岡国際会議場)
[概要] 本研究では、マウス直腸、遠位、横行、近位結腸の各部位におけるTRPV1発現神経の分布とカプサイシンによる運動機能解析を行った。マウス下部消化管においてTRPV1神経線維は肛門側の外来性知覚神経に多く発現していることが明らかとなった。また下部消化管enteric nervous systemにおけるTRPV1受容体と神経ペプチド, 5-HT, 神経型NOSの分布からTRPV1受容体の活性化と生理機能の変化を検討する上で重要な知見が得た。