抗MDA修飾タンパク質モノクローナル抗体
日本農芸化学会1997年度大会(東京)
蛍光物質リポフスチンは老化の指標としてその可能性が示唆されている。脂質過酸化物のマロンジアルデヒドとリジンの付加体で蛍光物質であるNα-アセチル-Nε-リジル-4-メチル-2,6ジヒドロピリジン-3,5-ジカルボアルデヒドを特異的に認識するモノクローナル抗体を作製しin vitroにおける酸化LDLおよび生体動脈硬化病変巣でそれぞれ抗体陽性染色を確認した。老化に伴う蛍光物質の蓄積に過酸化脂質も関与が示唆された。