気遣いの日本語文法
第22回英国日本語教育学会年次大会(2019年9月)英国ニューキャスル大学
「ことばによる気遣いの発想」には日英語間で多くの共通点がある。但し、発想自体は共通していても、それを具現する言語上の仕組みや道具立てが異なっている。本研究は、上級日本語の学習項目に「気遣いの日本語文法」を取り入れる重要性を主張した。加えて、「気遣いの発想」を共通項として、英語と比較しながら日本語による気遣いの仕組みや法則性を学習者に認識させる教育方法を提案した。