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Basic information
毎夏、大学三年のゼミ学生と新生会を訪ねることが恒例となっている。ゼミのテーマは「老いと死を学ぶ」である。新生会での合宿では、居住者の方へのインタビューを通して、家族以外のお年寄りの方の人生を学ぶ。私たちの生まれる前の時代を人々はどのようなことを考えながらどのように過ごし、そしてこれからの人生をどのように過ごそうと思っているのか、その思いをじっくり二日間かけて理解するということを目的にしている。この合宿を通して学生は居住者から学ぶことが目的なのだが、実はその優しさと包容力から癒されてしまっている。日常生活でゆっくり高齢者と過ごす時間が減ってきている学生にとっては、この時間は実習などでは得られない貴重な時間である。 |