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Basic information
1989 年の千葉東金道路建設の際にトウキョウサンショウウオの生息地が確認され、1993 年から 1995 年にかけて同道路近傍に代替産卵池の整備がなされた。2016 年から 2020 年にかけて,その整備効果を把握することを目的として,地元大学との共同で同池及び周辺地域において産卵状況調査を行った。その結果,同池周辺地域において既存産卵水域は乾燥化などによる消失が多くみられた。一方,同池では年間平均 100 個以上もの卵塊が確認された。以上より,当池は整備後 20 年以上経過した現在も,なお効果を十分に発揮しており,道路建設により整備したビオトープが地域個体群の維持に欠かせないものとなっていることが示唆された。 |