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Basic information
本稿では2011年から2021年の10年間に城西国際大学環境社会学部において行った里山でのフィールド教育について報告する。本プログラムは、地域住民、自治体、地域の里山で活動する団体及び企業と連携し実施された。参加学生は、4年間の研究や活動を通じ、希少種の保全、耕作放棄による里山の荒廃、農業に対する獣害問題、自然教育普及、など地域の自然環境保全に関わる多様な課題について、各人が具体的なテーマを持ち主体的に調査研究や活動に取り組んだ。10年間の活動を通じて、里山という環境は、学生と地域社会との関りを促進し、学生が主体的に社会に関わり、自らの能力を発揮し、学びを実践するというアクティブラーニングの場として大学のフィールド教育の場として貴重であると考えられる。 |