病める人工林の現在
白井裕子『森林の崩壊』(新潮新書)書評。世界的には熱帯雨林が急速に失われつつあるなかで、わが国の山林は面積はそのままで、容積が増加している。しかし、その中身は何の手入れもされずに放置されている結果、崩壊寸前なのである。このようなわが国の森林の実態にメスをいれた好著である。pp.98-99
『望星』第41巻第4号