景観や植物の観賞が人間の心身に与える影響
名古屋工業大学の学生、大学院生を対象に景観内に存在する植物が、その空間の利用者の心身に対してさまざまな影響を与えていることを紹介した。空気質の改良や防眩、防風といった微気候的な環境の改善だけでなく、ヒートアイランド現象緩和やCO2の吸収など地球レベルの機能、生物多様性の保全による病害虫の抑制といった社会的効果、レクリエーション利用や癒し機能などの心理的効果についても具体的データを示し、景観内の植物が多様な役割を果たしていることを講演した。