2010年10月03日
(平成22年) 人物素描を美術解剖学を活用して学習する方法の解説
人体を生き生きと描くためには、まず、人間が立体であるということを理解しなければなりません。そして、その立体感覚を身に付けるために最適なのが人体クロッキーなのです。クロッキーとは短時間で何枚もスケッチを繰り返すことです。動きのあるモデルを実際に見ながら何枚も描くことで、自然と人体が脳に記憶されます。そして、その理解を助けるために必要なのが美術解剖学です。骨や筋肉の仕組みを知ることで人体を正しく理解して初めて、立体的な動きのある描写が可能となるのです。本書では、美術に必要な解剖学の知識を豊富な写真で紹介するとともに、具体的なクロッキーの仕方をアドバイスしています。
本年度京都精華大学ストーリーマンガコースにて教科書としての採用本