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Basic information
本論文においてSNSアイコンとしてのTheodore “Teddy” Roosevelt氏の肖像画制作のための事前調査を行い, 肖像画で表現する人物のパーソナリティと実際とに乖離がないよう検証を行った. 肖像描描画においてモチーフとなる人物の顔に現れる感情は, 人物のパーソナリティーの表現をする上で重要な手掛かりとなる. 参考とした代表的肖像写真に見られる瞳の「憂い」の理由を探るため, セオドア氏について書かれてある文献を調査, その中でも同氏が残した日記には, 「憂い」の感情の理由を探る重要な手掛かりとなる事実が書かれてあった. 同時に, 多面的な分析を行うため, セオドア氏の人生の系譜を調査し, 参考とした写真が撮影された時期の感情を想定する試みを行った. |