共同研究者:小林みゆき・清水清美・山田万希子・佐々木美喜・飯島亜樹・伊賀聡子
助成額:555千円
本研究では、大学周辺の地域においてメンタルヘルスの問題をかかえる妊産婦が早期に適切な支援を受けることができるように、母子保健領域と精神科領域の連携するための方策を明らかにすることをめざした。山武夷隅長生医療圏における妊産婦メンタルヘルスケアシステムについての調査,精神保健領域と母子保健領域の連携に関する文献研究(メタ・シンセシス)から多職種協働の連携システムが重要であることが明らかになり、具体的方策として、①子育て世代包括支援センターを活用して妊娠早期から地域・母子保健領域(産科)・精神保健領域(精神科)の連携システムを整備すること、②関係職種が妊産婦の身体的・精神的特徴や薬物の影響、精神障害の程度の評価、精神科につなぐ具体的な方法などを理解することの2つが示された。