乳癌癌性創傷における接触性皮膚炎に関連する創傷ケア要因の抽出
第20回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会, 金沢
癌性創傷は乳癌に多く特に滲出液によって引き起こされる皮膚障害が問題であるが、皮膚障害と創傷ケアの実態に関する報告はない。乳癌の皮膚転移・浸潤による滲出液を伴う創傷を有する患者を対象に、創部の写真とケアの記録を基に、創周囲を含む創部の状態をスケッチにて言語化し、身体状態や看護ケアに関しても記述、それらを接触性皮膚炎のある患者とない患者を比較した。結果、乳癌癌性創傷では、創の形態や腕の可動性が関与していることが明らかとなり、形状や動きに追従するような創傷ケアや被覆材の必要性が示唆された。調査補助