肥満糖尿病マウス皮膚における潜在的炎症状態と酸化ストレスの関与
第20回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会, 金沢
メタボリックシンドロームにおける各種標的臓器は、潜在的炎症状態にあり、酸化ストレス等が臓器障害の進展に関わるとされるが、皮膚での検討は少ない。肥満糖尿病マウス、対照マウスを使用し、両マウス皮膚に紫外線を照射した際の組織所見および酸化ストレスマーカー、炎症性マーカーの変化をリアルタイムRT-PCR・免疫染色で比較検討した。更に、抗酸化剤(テンポール)を投与し、上記マーカーの発現変化を検討した。本研究により、肥満糖尿病マウスの皮膚の潜在的炎症状態は、酸化ストレスによることが示唆された。