肥満糖尿病マウスの皮膚の脆弱性における酸化ストレスの関与
第20回日本創傷・オストミー・失禁管理学会学術集会, 金沢
肥満糖尿病者の皮膚は脆弱であることが臨床的に示唆されているが、そのメカニズムに関する知見は少ない。SEMにて肥満糖尿病マウスと対照動物の背部皮膚の微細形態解析を行った。また、Hmox1とMmp2,14の皮下脂肪組織における遺伝子発現量をリアルタイムRT-PCRで比較検討した。酸化ストレスの関与の更なる検討のため、抗酸化薬を投与し、皮膚の微細形態解析と上記マーカーの発現変化を検討した。肥満糖尿病マウスの皮膚はコラーゲン線維の構造の変化により脆弱化していること、またその現象には皮下脂肪組織からの酸化ストレスが関与していることが示唆された。実験補助