新潟県における虚弱児保護の成立と変容
新潟県の虚弱児保護の成立から戦時下での変容の経過を整理し、都市部における事業が虚弱児の保護から教育的機能が求められるようになっていったとされているのに対して、新潟県では、教育的な機能を主として既に存在していた事業が国策とともに虚弱児保護を目的とする事業に変更されていったことが明らかとしたものである。さらに、戦時下においては人的資源の維持増進のための背策としていかに変容したかを述べた。pp.1~12
草の根福祉 第46号