本研究では、国際的な誘致競争が激化している国際会議(コンベンション)に関する研究を扱う。国際会議誘致においては、観光庁や日本政府観光局をはじめとした諸々の取り組みがあるが、国内の国際会議主催者が会議を誘致する際の開催地選定基準や国外参加者が日本で開催される国際会議への参加動機については解明されていない。そこで、本研究では(1)国外の既存研究と我が国で開催される国際会議の諸要素の相違点の解明を行い、(2)国内主催者の開催地選定と国外参加者の参加動機の要因のギャップ分析を行うことで我が国が抱える課題を抽出し、(3)国内の国際会議開催地における改善指針の策定と提言を行。本研究は、訪日外国人数拡大を図るべき日本政府が誘致を推進するインバウンド観光の発展に寄与するものである。
若手研究(B)
研究課題番号:17K13311
(2017~2018年度:338万円)