経皮的神経電気刺激における生体の反応 -低頻度刺激と高頻度刺激の比較検討-
経皮的神経電気刺激(TENS)の周波数の違いによる生体反応の違いを検討した。施行条件は①10Hz(LF群)②100Hz(HF群)③コントロール(C群)の3条件で比較検討した。結果,TENSは,痛覚に関与する受容器及び求心性線維の興奮性に関する対処的な,感受性の変化を起こしていることが考えられ,100Hz刺激はより有効である可能性が示唆された。著者:荻原久佳,烏野大,森下勝行,遠藤敏裕,藤原 孝之,小駒喜郎,阿部康次担当部分:研究計画と解析および全頁の執筆
『生体応用計測』第2号 27-31,2011