本研究の目的は, 大学女子ソフトボール選手を対象に上下肢の関節可動域と肩痛の関連を明らかにすることとした.女子ソフトボール部に所属する17名を対象とした.全対象者において投球側の肩関節90°外転位での内旋可動域が, 非投球側に比べ有意に低下した. 肩痛の非既往群と比較し既往群は,可動域が有意に低下した.上下肢の関節可動域は, 女子ソフトボール選手の肩痛発症に対する評価指標として有用であると考えられた.
担当部分:研究デザイン,データ採取および統計解析と論文執筆の全て.栗原靖、烏野大、松田雅弘、大杉紘徳、森下勝行、横井悠加、河辺信秀、桑江豊、藤川提碁