地域在住高齢者を対象に膝痛と腰痛に対する行動的対処の実態と心身機能との関連を明らかにすることを目的とした。心身機能との関連では,日常での積極的対応の対処を行うほど精神的健康度が高く,日常行動の制限,安静休息などの対処を行うほど身体機能が低いことが分かった.実施する対処によって心身機能との関連が異なり,適切な対処を指導することで心身機能の低下を予防できる可能性が示された.しかし,本研究では因果関係が明らかでなく,今後,縦断研究を行いその影響を明らかにする必要がある.
[共同研究者]安斎紗保理、栗原靖、大杉紘徳、窓場勝之、桑江豊
共同研究者として研究計画・データ収集に参加