高齢者の就労状況と5年後の要介護認定状況との関連:傾向スコアマッチング法による分析
大杉紘徳,安斎紗保理,柴喜崇
第6回日本産業理学療法研究会学術大会【共済】第10回日本予防理学療法学会学術大会
日本産業理学療法研究会
函館
傾向スコアマッチングにより、就労群・非就労群2659名ずつを抽出し、就労の有無による5年後の要介護認定状況の発生件数を比較した。結果、高齢者の就労は5年後の要介護発生率を低下させる可能性が示された。中でも、要支援2の発生頻度が低いことから、要支援が必要となった主な原因の上位である加齢による衰弱等が抑制された可能性が考えられる。