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Name Kouki Taniuchi
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Title

脳卒中片麻痺者に対する骨盤前傾運動が荷重中心軌跡と床反力に及ぼす即時効果 

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第57回日本リハビリテーション医学会学術集会

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2020/08/20

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Summary

脳卒中片麻痺者14名に対し、下腿長の高さに設定した椅坐位姿勢にて閉鎖性運動連鎖による骨盤前傾運動(骨盤を後傾位から出来るだけ前傾位に傾斜するように指示)を全可動域にわたり抵抗運動にて10回実施。骨盤前傾運動前後における荷重中心(COP)軌跡と立脚期での最大床反力を測定した。そして、骨盤前傾運動前後に差があるかを調べるために、t検定による分析を用い有意水準を5%未満として解析を行った。
【結果】骨盤前傾運動実施後の歩行立脚期において、COP軌跡は麻痺側単脚支持期(P<0.05)・非麻痺側単脚支持期(P<0.01)で有意な増加が認められた。また、麻痺側立脚後期の最大床反力(P<0.05)においても有意な増加が認められた(麻痺側立脚初期の最大床反力は有意差なし)。
【考察】歩行動作におけるCOPの役割は、姿勢制御機能とともに進行方向への移動(推進力)に関与していると言われている。脳卒中片麻痺者に対する骨盤前傾運動実施による先行研究結果は、歩行時におけるバランス能力と推進力が向上した結果であることが推測された。特に、骨盤前傾運動実施後における麻痺側立脚後期の最大床反力増加は、歩行推進力向上に直接影響を及ぼしていると考えられ興味ある所見が得られたと思われる。

Major Achivement